経理OLみんのブログ❁

資格関連✏️

日商簿記1級「予備校か、独学か」

いつもお世話になっております。

社会人2年目、経理部OLのみんです。

 

2020年11月15日に実施された日商簿記検定1級試験、各商工会議所で続々と結果発表が行われ、Twitter上でも結果報告ツイートが溢れかえってますね。おかげさまで私も1年の予備校通学を経て、約80%の得点率で無事合格することが出来たので、これから勉強を始める方や、予備校入学を考えている方へ向けて、私が予備校通学を選んだ理由や感じたメリットを記事にしてみようと思います。

あくまで一例に過ぎないので、ご参考までに!


1.基本スペック

2.予備校か独学か

3.まとめ


1.基本スペック

現在入社2年目の経理OLです。簿記の2級までは学生時代に取得済みでした。(ただし、連結会計が試験範囲になる前なので、今の簿記2級と比べると難易度は低いと思います。)

大学では会計を専攻しており、簿記1級の試験範囲については一部学習済みの論点もありました。


働きながら1年間予備校に通い(1年目の6月)、カリキュラム終了時点で合格できるレベルの水準まで達しましたが(全国公開模試でA判定)、当初受験予定だった2020年6月はコロナで試験中止となり、2020年11月の試験で簿記1級に合格しました。


2.予備校か独学か

結論から言うと、上述の通り私は予備校を選択しました。同じ大学出身の会社の先輩は独学で簿記1級に受かっており、予備校に通わないと受からないような試験ではないという認識はあったものの、独学で中々受からずに2〜3年とだらだらと勉強し続けて時間を無駄にするリスクを考えると、1年間の通学期間を経て、より確実に受かる見込みがある予備校通学を選びました。もちろん、かなりお金はかかってしまいますが、「勉強をさぼって試験に落ちてしまったら、支払ったお金が無駄になってしまう」というプレッシャーが常にあり、頑張らざるを得なくなります笑

私が実際に通ってみて感じた予備校に通うメリットは主に下記の3点です。


①試験範囲をより深く理解できる

単純に仕訳を暗記するのではなく、その根拠となる会計基準や何故このような仕訳をするのか等をプロの予備校教師(簿記一休合格者なのはもちろん、公認会計士や税理士だったりします。)から教わることが出来るので、丸暗記ではなく、きちんと内容を理解して仕訳を覚えることが出来ます。ちゃんと内容を理解していると、時間が経っても忘れにくいし、本質を分かっている分、かなり応用も効くと感じました。これに関しては、予備校で無料で体験授業をやっているので、それで一度体験してみるといいんじゃないかと思います。私も、正直「予備校なんて大したことないんでしょ?」と思っていましたが、無料の体験授業で、簿記2級を90点以上で合格した私ですら、「自分はこんなに簿記を理解ていなかったのか…」と、目からうろこだったので、一度体験授業を受けてみるのをおすすめします。


進捗管理を予備校側が行ってくれる

簿記1級の試験は、商業簿記会計学・工業簿記・原価計算の4科目(テキストにして6冊!)があり、とにかく範囲が広いです。独学の場合、この出題範囲のインプット〜過去問等でのアウトプットを試験日から逆算して間に合うように年単位で勉強計画を立て、進捗管理をする必要があると思います。しかし、予備校に通ってしまえば、既にカリキュラムが組まれている+定期的に進捗度確認テストがあるので、極論先生の言った通りに課題をこなし、予習復習及び定期テスト対策を行うだけで、試験当日までのインプット・アウトプットを済ませるのでとても楽です。


③自習スペースが確保できる

家で勉強が出来ない(カフェも周りが気になって集中出来ない)私にとって、これがかなり重要でした。会社の帰りに寄って自習することも出来たので試験前には土日含めほぼ毎日のように通っていました。

さらに、私の通っていた予備校は校舎がいくつもあったので、用事の帰りに近くの別の校舎で自習して帰ることも出来ました。

簿記に限らず資格の取得において、授業を受けている時間より、自習の時間の方が長くなるのが普通なので、自習しやすい環境作りはとても大切です!


3.まとめ


上記のメリットは、私の通っていた予備校の場合になるので、詳細は入学を検討している予備校のHP等を確認していただければと思います。また、「どのくらい勉強時間が確保出来るのか」や「簿記の学習状況(簿記2級レベルの知識がどのくらい定着しているか)」はかなり個人差があるので、窓口と相談して自分にあったコースを見つけてもらうのも重要なポイントです。

私自身、意志が弱くサボり癖があり、また集中力もないので、進捗管理や自習室があるというのが大きな決め手でした。1年間予備校に通ってみて、「毎週授業に出席し、予習復習をきちんと行う」という当たり前のことさえちゃんとしていれば、自ずと結果はついてくるなと感じました。

以上、私の簿記1級予備校か独学かに関する所感でした。

最後まで読んでいただいてありがとうございました!